千代田区の賃料相場について
大型ビルの賃料相場(100坪以上)
東京都内中でも古くから有数のオフィス街として知られているのが千代田区です。千代田区の大型ビルは、賃料相場が他区よりも高めではありますが、根強い人気があります。
特に、古くから大手企業の本社が多く集まる丸の内や大手町、有楽町エリアの賃料相場などは、坪単価42000円くらいと、他エリアにくらべて大幅に高くなっています。数多くの有名企業本社が立地している丸の内や大手町、有楽町エリアに本社を構えているといえば、自社のブランドや信頼度にもつながります。
また、東京駅から至近距離ということもあって、交通の便が極めて良いというのも魅力です。高額なオフィス賃料を払ってでも利用する価値のあるエリアというわけです。
また、丸の内エリア以外では、霞が関・永田町エリア、飯田橋・水道橋・神保町エリアが21000~22000円前後の賃料相場となっています。千代田区内では賃料40000円台の丸の内エリアと比べればかなり安いエリアとなります。
中型ビルの賃料相場(50坪~100坪)
多くの大企業が本社を構えている千代田区のオフィスは、フロア面積100坪以上のいわゆる大型ビルタイプのオフィス物件が多いです。集まる企業も大型ビルにふさわしい規模の企業が中心となっています。しかし、50坪以上100坪未満という中型ビルタイプの賃貸オフィスビル物件も全くないというわけではありません。
丸の内・大手町・有楽町エリアは大型ビル同様、中型ビル物件の場合も賃料相場は40000円くらいとやはり高額になっていますが、その他のエリアであれば13000円~23000円くらいの間で賃貸することができる場合が多いです。
特に飯田橋や水道橋、神保町といったエリアは、大型物件では賃料が21000円くらいなのに対し、中型物件の場合は13000円くらいとかなり安めなエリアとなっています。これは、古くからこのエリアに中型ビルタイプの物件が多く集まっている要因が大きいです。
飯田橋や水道橋エリアは多くの鉄道路線が乗り入れるエリアです。そのため、千代田区内はもちろん、中央区や港区など、都内有数のビジネスエリアへのアクセスも至極便利な場所ですから、かなり利便性の高いエリアとなっています。
小型ビルの賃料相場(20坪~50坪)
大手企業の本社が多く集まっていたり皇居や国会議事堂と言った日本の中枢機能が集まっている千代田区エリア。ビジネスの中心地であるということもあり、大型ビルばかりでなく20坪~50坪程度の小型ビルも多く存在しています。
中型~大型ビルの場合は、賃料相場が40000円以上の物件が多い千代田区ですが、小型ビルの場合はそこまで賃料は上がらず、丸の内・大手町・有楽町エリアなどでも38000円くらいで利用可能な場合もあります。
他のエリアの小型ビル賃料相場と比べると、丸の内・大手町・有楽町エリアの賃料は高めではありますが、このエリアにオフィスを構えることで、他企業からの信頼を得ることもできるのではないでしょうか。
また、官公庁などが多く、堅実なイメージのある霞が関・永田町エリアであれば、丸の内エリアよりも10000円近く安い27000円ほどで小型ビルの賃貸事務所を借りることもできます。地下鉄が充実していますから、利便性が高いのも魅力です。
千代田区の賃貸相場表
※共益費込み平均坪単価(ビルサク調べ)