オフィス移転の際にはデスクやサーバーなど会社の設備を運び出す引っ越し作業が必要になります。
会社によっては移転に伴い、オフィス機器を買い替える場合もありますが、一般的には会社を丸ごと移転させるわけですから、住宅の引っ越しと比べて費用も期間もかかります。
1.引っ越しのスケジュール
オフィスの引っ越しでは想定外のトラブルが発生したりすることが多いので、事前のスケジュール管理が非常に重要になります。予め余裕をもったスケジュールを組んでおくことで、急な作業の遅れにも対応ができます。
簡単なマニュアル作成
オフィス移転では企業の規模によっては「オフィス移転チーム」を作って、移転作業をメインで作業を行う場合もあります。
すべての作業を全社員が把握する必要はありませんが、簡単な「移転マニュアル」があると社員もいつまでに何をすればいいのかがわかるので、梱包作業や引っ越しの際の荷物整理が楽になります。
■マニュアルの内容
・移転スケジュール
・PCや什器の搬入予定日
・不用品の処分方法 など
2.引越し日程が決まったら業者の見積もり
引越し業者の選定は新オフィスとの契約が決まり、移転日が決定した段階から始めましょう。
オフィス移転の場合、荷物が多く同じフロアや同じビルの会社に迷惑がかかる為、
予め許可をとる必要があります。
また、エレベーターの重量制限など業者と予め確認しておく事項も多いので、
移転日の3か月前には既に選定を終えているのがベストです。
オフィス移転の繁忙期は1月~3月と9月~12月
オフィス移転の繁忙期は1月~3月と9月~12月の2回あります。
1月~3月は4月の新年度に向けてオフィス移転を終わらせておきたい企業が多いからです。
また、9月~12月は10月を決算としている企業が決算前に契約し、年が変わる前に移転作業を終わらせるためです。
これらの時期は引っ越し業者も忙しく、引越し費用が高くなるります。
特に3月は新入生や新社会人の引越しとも重なるので、費用をおさえたいのであれば外した方が良いでしょう。
引越し費用の相場
オフィス移転の費用は引越しエリアや業種によっても差が出てくるので一概には言えませんが
「引越し費用=社員人数 × 2~5万円」と言われております。
サーバーなどの精密機器や家具の組み立て費用は別で加算されるので
あくまでも目安として概算を出して見ましょう!
3.内装工事と合わせてお得
オフィス移転の場合は内装工事と引越しを一括で行ってくれる業者もあります。
同じ業者にお願いすることでスケジュール管理が容易になり、
費用も比較的安くなるメリットもあります。
注意点として、見積もり等は1つの会社で行ってはいたものの、
実は作業は下請けに丸投げということもあります。
また、レイアウト内容が気に入らなかった場合に、
一括でお願いしていると別の作業でも、業者を探し直す必要が出てくるので、
業者の選定の際には過去の実績等を比べて慎重に選ぶようにしましょう。