更新日:2025年5月29日
港区の賃料相場について
大型ビルの賃料相場(100坪以上)
東京都内には多くのビジネスエリアが点在していますが、その中でも特に洗練されたイメージを持つのが港区です。IT関連企業やマスメディア、グローバル企業など、先進的な業種が集まり、トレンドを発信する拠点としても注目されているエリアです。
なかでも六本木や麻布エリアは、港区の中でもひときわ賃料相場が高いエリアとして知られています。かつてはナイトライフの街としての印象が強かった六本木ですが、六本木ヒルズの開業をきっかけに、オフィス街としての顔も強まりました。現在では再開発が進み、ビジネスエリアとしての存在感が年々高まっています。今後も賃貸オフィスの供給が進むことで、賃料相場にも一定の変動が予想されます。
一方で、港区内で比較的賃料相場が落ち着いているのは品川や白金台エリアです。ただし、これらのエリアにおいても、都心立地の利便性や人気の高さから、他の区と比べて高めの賃料水準となっているのが特徴です。港区全体としては、企業のイメージ戦略やブランディングを重視する企業にとって、非常に魅力的なオフィス立地といえるでしょう。
中型ビルの賃料相場(50坪~100坪)
新橋や虎ノ門は、古くからの歴史を持つビジネスエリアとして知られています。特に新橋は、昭和時代の闇市「新生マーケット」がルーツとされており、その独特な成り立ちと長い歴史は、他のオフィス街には見られない特色といえるでしょう。
このエリアは、大型オフィスビルに加えて中型ビルも数多く立ち並び、企業規模や業種を問わず多くの企業から注目を集めています。また、中央区や千代田区へのアクセスの良さも大きな魅力の一つで、利便性の高い立地としてオフィス拠点に適したエリアです。
港区内でも新橋・虎ノ門エリアの中型ビルは特に人気が高く、賃料相場も比較的高水準となっています。続いて、青山・赤坂エリアや六本木・麻布エリアも人気を集めており、それぞれ独自の魅力を備えたビジネス拠点として多くの企業に選ばれています。
港区のオフィスビルは、大型・中型を問わずデザイン性に優れた外観の物件が多く、企業のイメージアップにも寄与します。物件選定の際は、立地や賃料だけでなく、外観や建物のデザインにも注目して選ぶことをおすすめします。なお、田町・浜松町エリアは比較的賃料が抑えられており、コストパフォーマンスを重視する企業にとって有力な選択肢となるでしょう。
小型ビルの賃料相場(20坪~50坪)
港区は、大型・中型ビルにおいては賃料相場が坪単価2万円以上と高水準で推移しているケースが多いエリアですが、20坪~50坪程度の小型オフィスビルであれば、比較的手頃な賃料で借りられる物件も増えてきます。
人気の高い青山エリアでも、小型ビルであれば賃料水準は抑えられ、コンパクトながら立地の良い物件を見つけることが可能です。また、浜松町・田町・三田といったエリアは、港区内でも特に賃料相場が低めで、小型ビルではよりリーズナブルな条件での賃貸が可能となっています。
これらのエリアには築年数がやや古めのビルが多い傾向にありますが、多くの物件がリニューアルや内装改修を終えており、外観・設備ともに十分に整備されています。加えて、JR各線や都営地下鉄など複数路線が利用できるアクセス性の高さも大きな魅力です。
コストを抑えつつ、港区内にオフィスを構えたい企業や、起業・スタートアップの拠点としてオフィスを探している方にとっては、掘り出し物の物件に出会える可能性の高いエリアといえるでしょう。
港区の賃貸相場表
エリア | 20坪以下 | 20~30坪 | 30~50坪 | 50~100坪 | 100~200坪 | 200坪以上 |
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神宮前・渋谷・道玄坂エリア | 21413円68区画募集 | 24029円85区画募集 | 25193円80区画募集 | 28149円81区画募集 | 28076円40区画募集 | 37094円37区画募集 |
千駄ヶ谷・代々木エリア | 17876円22区画募集 | 19219円19区画募集 | 17995円25区画募集 | 26681円20区画募集 | 30469円17区画募集 | 27333円3区画募集 |
恵比寿・広尾エリア | 18464円14区画募集 | 21877円29区画募集 | 26375円20区画募集 | 25643円23区画募集 | 32666円4区画募集 | 34666円4区画募集 |
初台・幡ヶ谷・笹塚エリア | 15928円10区画募集 | 22641円13区画募集 | 16268円13区画募集 | 18592円5区画募集 | 0円5区画募集 | 0円0区画募集 |
※共益費込み平均坪単価(ビルサク調べ)
千代田区

中央区

港区

新宿区

渋谷区
